梔子の海[Blog] 愛しき痛み、生の証

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背後霊、海月のブログ

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» 愛しき痛み、生の証

Date : 2008.06.26 [Thu]

何だか皆さん忙しそうですね
そんなに私は忙しくないので、申し訳ない気持ちです；；
親御さんがお忙しいと、お子さんもお忙しいですもんね
寂しさは、また会えたときに笑えるように糧にしていきたいです
私も私の子供達も、皆寂しがり屋ですからね(苦笑)
…あ、ライラは別に寂しがり屋じゃないですがｗ

解っていても、会えない辛さは消えないんですよね。
これもきっと、生きているからこその痛みなんですけど…

もうすぐ6月末ですね。
当日は、水無月買ってのんびりしたいです、休みだし
あぁ、でも休日出勤させられるかもとか…勘弁してください；；
そういえば、6月30日に水無月食べるのって京都だけだったりするんでしょうか…？？
他府県で見かけたことないんですけど。

一人ぽつんと佇み
楽しい思い出を何度も何度も思い返す
自分の無力さに打ちひしがれて
決して飲まれてしまわぬように。
気を抜けばそこは酸の海
雪なんて、簡単に融かしてしまう。

酸の海は幾度も重ねられた魔女の嘆き
個である事よりも全である事を重んじる
幸せになれなかった悲しい魔女の墓場。

「…私は、あなた方に融ける訳にはいかないんです。」

融けてしまえば、魔女達を救えない。
同一になってしまえば、ただ嘆き繰り返すだけ
それでは何も変わらないと、知ったから。

彼女達に、教えてあげたい。
もう嘆き苦しまなくても、泣かないでも良いと。
もう、解き放たれ個に戻ってよいのだと。

名前を失った魔女達。
彼女達を呼ぶのは、私の役目。
けれど、先代だけは私でなくともその名を呼んだ。
憶えていなくとも、彼女の喜びは覚えている。

「…名を呼ぶ事は、力ですから。」

呼ばれる喜び、幸せを与えてあげたい。
けれど、今の私の声は届かない。
今の私では、彼女達を解き放てない。

「……今は、いつなのでしょう」

輪の外からは中は窺えず、逆もまた然り。
輪の中―現実―の時の流れは判らない。

「…会いたい、ですね。」

小さく呟いて祈る。
誰にともなく、届かないと知りながら、祈る。